チワワ2匹と生活しているまちゃこです。
兄犬9歳と弟犬7歳です。
兄犬のミスターDは子犬の頃噛み癖がひどく、そのことでノイローゼ寸前にまでなったことがあります。

毎日毎日、噛む→叱る→噛む→叱る の繰り返しで頭がおかしくなりそうでした。
「私のしつけが間違っているのか」
「噛み癖が治らないのは脳に障害があるのではないか」
そんなことばかり考えてしまい、今思えばその当時は思考もおかしくなっていました。
ですが、今は「天才犬」と自信を持って紹介できるなんとも賢い成犬に育ちました。

今は噛み癖も一切ないよ♪
噛み癖がひどい子犬時代から、天才犬に成長したミスターDとの当時の格闘の日々をご紹介します。
今、子犬の噛み癖で悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

名前:まちゃこ
チワワ2匹との生活9年。実家のチワワを含めると15年以上チワワと生活。
犬の噛み癖や散歩嫌いを独自の方法で克服!
犬との生活を「笑うチワワとの生活」で発信。
「噛み癖」ではない!子犬は噛んで当然
まったく噛まない子犬はいません。
犬の成長の過程で「噛む事」は必ず起きる行動です。
今「噛み癖」が始まったと言うことは、順調に成長している証拠です。
まずは我が子が順調に育っていることを喜んでください。
そして安心してください。
「子犬は噛むものである」
この事実を理解することが大切です。
噛むことを当たりまえの行動だと受け入れることで、飼い主の不安な気持ちも少し落ち着きます。
なぜ噛み癖がはじまるのか理由を知る
では、なぜ成長の過程で「噛む行動」が起きるのか?
答えは、「歯の生え変わりの時期で、歯茎がムズムズする」からです。
子犬は生後4~8カ月で永久歯に生え変わります。
その時期は口の中がムズムズ気持ち悪いので、それを紛らわすために「噛み癖」が始まります。
我が家のチワワ2匹も例外なくこの時期に噛み癖が始まりました。
ただし、個体によりその度合いが異なります。
弟のミスターPの噛み癖はすぐに治まりましたが、兄のミスターDはなかなか治まりませんでした。

噛む理由が理解できると、次の対応策が見えてきます。
噛み癖の治し方
それでは、早速噛み癖を直していきましょう。
先ほど説明したように、子犬は口の中がムズムズするから噛んでいます。
このムズムズは、歯の生え変わりが終わるまでは続きます。
それではどうするのか?
噛んで良いものを与える
噛むこと自体をやめさせることはきません。
そのため、「噛んで良いもの」を与えます。
そして、「これは噛んでも良いもの」だと理解させます。
与えるものとしては、噛み応えのあるものを選んであげてください。
例えば、ロープ型のおもちゃやチキンボーンなどがおすすめです。
おもちゃを噛むことで口の中のムズムズが紛れます。
子犬は飽きっぽいです。
おもちゃは1つだけでなく、いくつか用意してください。
一度にいくつも与えるのではなく、ひとつ飽きれば次のおもちゃ、それも飽きれば次のおもちゃ、というようにおもちゃをローテーションすることで興味を長続きさせることができます。
噛み応えのあるものとして、牛の蹄(ひづめ)や鹿の角などもありますが、こちらは非常に硬いので、子犬の歯が欠ける危険性があります。
我が家では牛の蹄を与えていましたが、一度「バキッ‼」とすごい音がしたことがありました。
幸いに歯は折れていませんでしたが、それ以来怖くて与えるのをやめました。
蹄や角を与える時は注意してください。

噛んで良いものを与えたら、次はそれを噛んで良いものだと理解させましょう。
理解させる方法は、次の「噛んで良いもの・悪いものを理解させる」でご説明します。
噛んで良いもの・悪いものを理解させる
噛んで良いものと悪いものを理解させるためには、どちらも同時に行います。
方法は、「噛んでいるものによって飼い主の態度を変える」です。
それでは、どう変えればよいのでしょうか?
噛んで良いものの場合
噛んで良いもので遊んでいるときは、思いっきり褒めてください!
「えらいねー♡賢いねー♡」と少し高めの声で体をなでながら大げさに褒めます。

「少し高めの声」がポイントなんだね!
そう!高めの声が大事!
子犬に「今褒められている。このおもちゃで遊べば褒めてもらえる!」と覚えさせます。
愛情を込めて褒めてあげてくださいね♪
噛んではいけないものの場合
スリッパやかばん等、噛んではいけないものを噛んだときは、しっかりと叱ります。
叱り方にもポイントがあります。
次の3つのポイントを押さえましょう。
叱り方① 低い声で叱る
叱る時は、低い声で叱ります。
褒める時と声色を変えることで、子犬に「褒められているとき」「叱られているとき」を明確に理解させます。
叱り方② 短い言葉で叱る
叱る時は、短い言葉にしましょう。
たとえば、「ダメ!」「NO!」などです。
長々と「どうして噛むの?これは噛んじゃダメでしょう?」など話しかけるのはNGです。

長々話しても子犬は理解できないよ
ヘタをすれば「かまってもらえている!」と勘違いし、噛み癖がエスカレートする可能性があります。
叱る時は短い言葉にしましょう。
叱り方③ 叱る言葉は統一する
叱る言葉は毎回同じ言葉で統一してください。
「ダメ!」という言葉に決めたら、叱るときは毎回「ダメ!」と叱ります。
そうすることで、「ダメ!」という言葉が「叱られている」と子犬に記憶されていきます。 毎回違う言葉で叱られると、子犬は混乱し「叱られている」ことが理解できません。
叱り方 まとめ
叱る時は「低い声」「短く」「同じ言葉」これが鉄則です。
噛み癖治し方 まとめ
噛み癖は、基本的には「噛んで良いもの・悪いもの」を理解させるだけで落ち着きます。
ただし、これを理解させるには根気が必要です。
1日2日でできるものではないので、時間はかかります。
ですが、必ず落ち着きます。
歯が完全に生え変わり、歯茎のムズムズが治まれば、自然と噛み癖も治まります。
それまで数カ月かかりますが、これから一生をともにする家族、長い目で愛情をもって向き合いましょう。
文明の利器に頼る
噛んではいけないもののしつけが難しい場合、便利なグッズに頼るのも一つの方法です。
実際にわたしが使って効果を感じたものをご紹介します。
▼ビターアップル
犬が「苦い」と感じるスプレーです。
家具やスリッパなど、噛まれては困るものにスプレーしておきます。何度か繰りしスプレーすることで、犬が「これは苦い!」と覚え、噛まなくなります。
苦み成分はリンゴから作られているので、犬が口にしても安心安全です。
我が家のスリッパはこのスプレーに守られました。笑

便利なグッズはどんどん取り入れましょう!
絶対にしてはいけない事
噛み癖を治すしつけの中で、絶対にしてはいけないことがあります。
それは体罰です。
叩く、蹴る、こんなことはもってのほかです。
なかなか治らない噛み癖にイライラし、つい犬にあたってしまいそうになる。。。
そんな気持ちもよくわかります。
ですが、体罰は絶対にしないでください。
体罰を行うと、飼い主と犬の間に信頼関係が築けなくなり、しつけどころではなくなります。
しつけには、「愛情をもって接する」ことがとても大切です。
時間はかかりますが、急がば回れ!
しっかりとしつけを行うことで、結果的に噛み癖が治る近道になります。
お互いに信頼できる関係を築きしつけを行うためにも、体罰は絶対にしないでください。
まとめ
噛み癖で悩んでいる方、大丈夫です。
噛み癖は治ります。
ただし時間はかかります。
そして勝手には治りません。
飼い主の覚悟・根気強いしつけが必要です。
ですが、必ず治りますので諦めずに向き合ってください。
愛情をもって向き合ってください。
「我が家を選んで来てくれてありがとう。」
この気持ちを忘れずに、ゆっくり噛み癖を治していきましょう…♡
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